◆入園のきっかけ
息子が2歳になる頃 階段の上り下りを繰り返したり、重いものを持ちたがったりと、「これは一体なんだ ろう?」と感じるような行動がありました。
気になって調べていくうちにモンテッソーリ教育でいう『敏感期』という考え方に出会い、すっと腑に落ちる感覚がありました。
そこから《ひまわり》の存在を知り、体 験に参加することに。初めて園を訪れた時の印象は『子どもを静かに見守る空気』。
おしごとに集中する子 ども達の姿や、じっくり観察し一人ひとりに向き合う先生の関わり方を見て、入園を決めました。
◆《ひまわり》に通わせてよかったと感じること
おしごと
手先を使うことはもちろんですが、道具の数に限りがある中で順番を待つ、今できる他の事を考える力が育ちました。日常生活でも”どうぞ”と譲る気持ちや、周りの状況を見て行動する姿勢が身に付いたように感じます。
先生との対話
マザーコースや面談などで、子どもの気持ちに寄り添いながらどう関わっていけば良いのかを一緒に考えてくださる、そんな対話の時間は私にとって大きな安心につながるものでした。
保護者同士のつながり
園庭がないことが入園を決める上でとても気がかりな事でしたが、《ひまわり》での時間はおしごとに集中、降園後は園の仲間と公園で思いきり体を動かして遊ぶ。
公園が広い園庭となり、今思えば、気にするような問題ではなかったと感じます。
それらの時間は、園での異年齢の関わりがそのまま広がるようにも感じ ました。
また、モンテッソーリ教育に惹かれて集まった保護者の方々は、意欲的で思いやりのある方が多い印象がありました。
異学年の保護者の方とも親しくなれ、ちょっとした不安を気軽に話せたり、「うちではこんな風 にしたよ」とすでに経験してきた実践的なアイデアを共有できる場でもありました。ハロウィンやクリスマスなど季節の手作りイベントを企画したりと、親子ともにかけがえのない思い出ができました。
◆《ひまわり》での日々がその後に生きたこと
- 集中力と持続力
- お互いを尊重し合う社会性
《ひまわり》で培ったことが息子の中心 ”核”となっていて、全ての分野の土台となり、広がっていっているように感じます。
◆小受と中受
”どんな環境で 誰と どう学んでいくか”
《ひまわり》を選んだこの理由の延長で小受・中受への挑戦を我が家は選びました。
小学校受験
一般的には1年かけて専門のお教室に通うようですが、息子は直前の夏休みにいくつか講座を選んで受けました。
《ひまわり》で過ごした時間の中で本質的な事は全て身についていると感じていたので、お教室では受験独特のお作法的なことを対策するだけで十分対応できました。
中学受験
何よりも”チャレンジする気持ち”が最後まで続いたという事が大きく、結果につながり自信にもなったようです。
テクニックではなく、構造を理解して応用できる。これは《ひまわり》で培った息子の”核”となる部分の力が大きいと思います。
◆息子の現在
息子は今、中高一貫の男子校に通う中学1年生です。お互いを尊重し合うモンテッソーリ精神に通じるような雰囲気の中で、自分らしく毎日をすごしているようです。
このように”自分らしく”成長できたのは《ひま わり》での日々が後の学びや人との関わりに大きく繋がっていったからだと感じています。