褒めると言うこと

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褒めると言うこと

今回は褒めると言う事についてお話します。

記憶のある限り、私の子どもの頃はあまり褒められるということはなく怒られてばかりでした。
昨今は日本も随分変わり、子どもを褒めることに抵抗がなくなってきたと思います。
とてもよいことだと思いますが、ちょっと注意が必要とも言えます。

生まれてから子どもの成長発達の過程で、寝返りした、お座りした、立った、歩いた等、嬉しい光景を見るにつけすごいねと褒めるのはとてもよいことですし、心の底から湧き出てくる愛情と感動はとても抑えきれるものではありません。

子どもの行動一つ一つが親の喜びであり、成長を実感出来る時ですね。

優雅に流れる幸運の時間となっていたと思います。

やがて幼稚園で制作物を持って帰り、こんなことができるようになったんだと嬉しくなり、すごいねと褒めるのは良いと思います。
しかし、子どもが成長するにあたり褒められすぎると褒められるのが当たり前となってしまうと、褒められなければやらないと言う事が起こる場合があります。
物を与えられるのが当たり前となっているのと同じです。

何が言いたいかと言うと、ある程度成長した子どもは自分が頑張って出来たと言う実感があることについては共感を得ることは喜びになりますが、もうこれぐらいできて当たり前と思っていることについて褒められても嬉しいわけではなく、逆になんで褒めてるのとなってしまうからです。

せっかく褒めてるのにあんまり嬉しそうでない場合はこれにあたります。(恥ずかしくてあまり外に出さない子どももいます)

判断基準はその子にありますので、今までのその子の状態を把握していないといけませんね。

褒めるなと言う事ではありません。
適切にその状況にあった褒め方をしてあげるのが良いと言う事です。

子どもは母親の喜んでいる顔を見るのはとてもうれしいことです。
ましては自分の行ったことがそれにつながっていると解ればなおさらです。

自分が実感したことが母親(父親)に共感してもらうことで、よりやる気が出るということです。

褒めるならこちらのほうが良いと思いませんか?

お子さんを観察してあげましょう。
今何が好きで、何に興味があり、どんなことをしたいのか?を把握してあげることで、適切な状態で褒めることが可能だと思います。

その子によって、褒め方を変えるというのが良い方法でしょう。
インファント、年少、年中、小学生でも全て違います。
その子の褒めてほしい褒め方、褒める時、褒める状況はどんどん変わっていきます。

勿論、怒ったりするよりは褒めるほうが、いいと思います。
褒められることで何かをするきっかけになるのであればそれも一つですね。


『お母さんに言われたからやる』
『先生に言われたからやる』

しかしあくまでも、誰かに言われたからやるではなく、自分がやりたいと思うことを自主的に行うのが大切です。

怒る、褒めるも 適切であることが良いですね。

適正に褒められることで自分は価値がある人間だと自覚していくと思います。

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