秩序についての話

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秩序についての話

秩序についてお話します。

子どもにとって秩序が保たれた状態が生活の安定につながります。
では子どもにとって秩序とはいったいどういうものでしょう?

大人が普段通り何かを行っている時、子どもが泣いり、嫌がったりする場合があったりします 。
例えば、
『いつもと違う場所に行くと嫌がる』
『朝起きる時間がいつもと違う』
『部屋の模様替えをした』等
大人の生活としては、不思議でない、よくある出来事。
子どもはこれに敏感に反応します。
子どもによって、生活のどの部分を自分に取り入れたかはわかりません。
しかし子どもが何かに気に入らず泣くと言う事は、その子の生活のうちに築いてきた秩序感を乱しているに他ありません。
(腹がすいた、具合が悪い、とは違うのはお母様なら気づくはずです。)

秩序は子ども成長発達にとってなくてはならないもので
どのような秩序を築いていくかはお子様によって違います。
子どもの生活の基本となるものが秩序です。
子どもはこの基本を基準に物事を考えていきます。

モンテッソーリ先生は『子どもは写真のように物事を覚えている』と言っておられました。
『いつも同じ場所にあるものがない。』
『いつもと行動パターンが違う。』
等は子どもの心の静寂さを乱すことになります。
反対に良い秩序感がつけば反対に
『いつも同じ場所にしまいたい』
『いつもと同じように行動したい』
となります。

朝起きて、顔を洗い、朝ご飯を食べ、散歩に行き、など等、1日の生活のパターンが同じというのが、子どもにとって良い秩序感を作る方法です。
又、両親やお友達、教師の他人に対する態度も同じです。
子どもは見ています。

この秩序感の強さはいつまでも続くわけではありません。
2歳から4歳ぐらいが秩序のピークと言われています。
*秩序の敏感期と言います。
個人差がありますのであくまでも目安です。
その後ゆるやかになって、いつもと違う物事を少しづつ理解できるようになっていきます。

この時期だからこそできるというものがたくさんあります。
良い秩序感を築ければ子どものこれからの生活の助けになると思います。
規則正しい生活、出したものを片付ける、挨拶もそうですね。
ほかにもたくさんあると思います。

この時期を逃したくはありませんね。

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