子どもが教えるということ

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子どもが教えるということ

教室の中で大きい子が小さい子に教えている姿を皆さんも参観の時などに見たことがあると思います。
これはとても大事なことでモンテッソーリの教室ではよく見る光景です。

このような光景を体験クラスや見学会の時に見られた方が『人に教えてばかりでは自分の事が出来ないではないか』という声をよく聞きます。

確かにその場ではそうですね。
でもよく考えてみると人に教えるという事はそのお仕事をよく理解していないと教えられませんね。
教える事のできる子は自分もそのように教わってきたという事です。
また、教え方も上手です。一番楽しいところはその子にやらせてあげています。自分もそこが楽しかったのでしょう。

子どもが教える事で、お仕事自体の理解を深める事ができます

教えていく事でよりそのお仕事自体に対する理解は深まります。そして子どもは自分が教えられたとおりに教えていきます。(例えばある段階まで教えたら『やってごらん』と元の通りに戻して、教えている子に渡します。)

あるお子さんは教師より教え方が上手な子もいます!

子ども同士ではよく話を聞いていたりしますし、一緒にお仕事することで、教えられた子は教えてくれた子を好きになり、憧れていったりします。

この子ども同士の関係性が脈々と続いているのがモンテッソーリ教育の現場です。

モンテッソーリ教育は縦割り教育というちょっと珍しい形なのはこのようなことを日常的に行うためでもあります。子どもは他の子に教えていく事で、その子との関係性やそのお仕事自体の理解を深める事ができます。

中には、『そんなことしたら、その子が損ではないか』という意見があると思います。

子どもは自分が知っていることを出し惜しみしませし、損だとは感じません。
そのように感じるのは、もっと先です。

部質として見える物は人にあげるのは嫌がるかもしれませんが、このような場合は嫌がりません。
また教師が『おしえてあげて』といった場合喜んで教えます。
そしてこれは損ではなく愛だと思います。
自分のお子さんが愛に満ちているとはすばらしいと思いませんか。

教え方がわからない場合はまだそのお仕事を理解していないという事ですし、その場合は嫌がるかもしれません。

『子どもには子どもの世界がある』という事ですね。

モンテッソーリ教育座談会 in 望海の街(12/14 10:00〜)要予約

【講演会】家庭で伝える「性」と「生」 いのちの話

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令和6年9月1日(日)10:00~

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