子どもが嘘をつくということ

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子どもが嘘をつくということ

皆さん、今まで生きてきて嘘をついたことがないと言う方いらっしゃいますか?
私は清廉潔白で嘘なんかつきません。と言う方のほうが珍しいですよね。

小さい嘘、たわいもない嘘、人をだます為、人を助ける為、冗談でつく嘘、人を楽しませる為の嘘等、
様々な嘘がありますね。

一般的に『嘘=悪い』と言うイメージはありますね。
でも果たしてそれは正しいのでしょうか?

子どもを見てみましょう。
『うちの子は嘘はつきません!』と言われる方はこれから先は読みたくないと思われるかもしれませんがちょっとだけお付き合いくださいね。

子どもはある状態に置かれると嘘をついたりします。
ある状態とはそこから逃げ出したい場合です。
例えば『誰かに怒られる』と言う事を知っている場合ですね。
これがお友達や母親の場合はそうです。
自分を悪く思われたくない時や、明らかに自分のしたことで怒られることが嫌で逃げたいだけです。
大人でもありますね。

子どもの場合これが『違う』『私じゃない』と言う事でその場から早く立ち去りたいだけです。
その空気が嫌なのです。

子どもは人をだます為にとか、陥れる為と言うような悪意は全くありません。

皆さんも子どもの頃、ついついた嘘でひどく攻められたりしたことがありませんか?
それによってひどく心が傷ついたり、または傷つけられたりした経験がある方はわかると思いますが、
このようなことはなかなか心から消えませんね。
出来れば自分の子供にこんな経験してほしくないし、人にもやってほしくないですね。

でも、その嘘を何でついたのか覚えていますか?

怒られた、傷つけられたことは覚えていても、どうして嘘をついたか覚えていますか?

子どもはまだ完全ではないので、間違いや、失敗は数多くします。
お友達を叩いた、押した、蹴った等いけない事をしたときに『またやったね!』と怒ることで、子どもはいけない事より、怒られた事のみに焦点が合ってしまいます。
何故かお話を聞いてあげなければいけませんし、静かにそのいけない事のみに焦点が当たるように話をしないといけませんね。

悪いことだと本人が認識すればやめると思います。
そしてまた同じような場面になった時に自分で止めることができるようになることが大切です。

こうしたらこうなるという経験をする事は良いですね。
そう考えると嘘をつくことで学ぶこともありますね。

子どもの嘘は大体早い段階でばれますし、ほとんど他愛ないものです。

わが子が嘘をつくなんて!と思いすぎないようにしてくださいね。

子どもを追い込み過ぎない事が大切ですね。

『嘘=怒られる』と言う図式になってしまうと、子どもが大きくなるにつれ、知恵もついていく事でどんどん巧妙になり、嘘に嘘を重ねるという悪循環になります。

人の心を助けるためにつく嘘等はありますし、これで救われるとしたら良い嘘ですし、嘘は全て悪いとも言えませんね。

他人の心に寄り添う事が出来る嘘をつける人であれば素晴らしいですし、いけないことをしたら『ごめんなさい』と素直に言える子どもに育ってほしいですね。

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